写真 Kenichi Matsumoto


会長就任のご挨拶 

一般社団法人日本医療機器産業連合会
会長 松本  謙一

 この度、(一社)日本医療機器産業連合会の会長を拝命しました松本でございます。私は、医機連の前身である旧・日医器協に初代岩井会長のもとで参加させていただいて以来、1995年には日医器協の3代目の会長をお引き受けするなど、今日に至るまで長年にわたって医機連の活動に携わってまいりましたが、今般、図らずもあらためて会長の重責を担うこととなり、大変身の引き締まる思いがしております。

 医機連では、渡部前会長のリーダーシップにより、昨年、5年ぶりに「医機連産業ビジョン」を策定し、この4月には、その推進組織である「医機連みらい戦略会議」を発足させました。私もこれらを引き継ぎ、従来からのベースラインの活動を充実させていくとともに、国際展開やイノベーションなど重点テーマへの取組みを進めていきたいと考えています。

 こうしたさまざまな活動や取組みを進めて医療機器産業の発展に寄与し、多くの人々の健康に貢献していくには、科学や技術の進歩を抜きに語ることはできません。近年はAIやIoTなど、私が日医器協の会長に就任した24年前には思いもよらなかった進歩を遂げています。そうした中で私が注目しているのは、書道家で哲学的な詩人である相田みつおの「ちからをいれてりきまない それがなかなかできないわたし(=バランス)」という言葉です。

 SDGsが強調されている昨今、言い得て名句だと思います。Sustainable(持続的な)を達成するためには、まさに「バランス」が肝要です。

 例えば、AIは膨大なデータをもって答を導きだすことはできるとしても、その答を如何に活用するかは人間の役割ですし、それによって何らかのミスが起これば、その責任は人間が負うことになります。AIの時代になればなるほど、人間が必要になります。

 また、フィジカルとメンタルの両方に目を向けるという意味でも、「バランス」は大切です。肉体的な健康を考えて人生100年説が唱えられていますが、一方では、オランダに端を発したポジティブヘルスといった、メンタルな、心理的な意味での健康ということが、ないがしろになっていないのだろうかという気も致します。医療技術や医療機器の進歩が、これまでにも増して人々の幸せに役立つように、予防や介護、メンタルなことも含めた総合的なヘルスケアに取り組んでいく時代が来たのではないかと考えています。

 こうしたことを念頭に置きつつ、多様な会員団体の皆様の力が結集できるように、微力ではありますが職責を果たしてまいる所存です。

 関係各位のご指導とご鞭撻をお願い致しまして、就任のご挨拶とさせていただきます。

 


 

新年のご挨拶(2019年1月) 
2018年度を迎えるにあたって(2018年4月)
新年のご挨拶(2018年1月)
医機連会長就任にあたって(2017年6月)
2017年度を迎えるにあたって
新年のご挨拶(2017年1月)
2016年度を迎えるにあたって
年頭所感(2016年1月)
2015年度(平成27年度)を迎えるにあたって
年頭所感(2015年1月)
年頭所感(2014年1月)