医機連会長就任にあたって
~Society5.0を支える医療機器産業を目指して〜

一般社団法人日本医療機器産業連合会
会長 渡部 眞也

 

  この度、医機連会長を拝命しました渡部でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、前任の中尾会長は、医療保険制度改革への対応、次世代を担う人材育成、海外ネットワー
クの強化など、4 年間会長として業界の発展をリードして頂いた事に心よりお礼を申し上げます。
 日本は超高齢化により様々な社会課題が顕在化し、健康・医療や介護のあり方が大きく変わろ
うとしています。地域包括ケアシステム、社会保障を持続的なものとするための制度改革、官民
データ活用などの諸施策が進められています。また、Society5.0 を「狩猟」「農耕」「産業」
「情報」に続く新たな時代と位置付け、デジタル技術を活用して、自立的で個性豊かな社会、
新産業の創出などに向けた取組みが進められています。こうした中で、医療機器産業の果たす役割
に対し大きな期待があります。医機連のビジョンである「優れた医療機器・医療技術の開発と供給
を通じて、医療の進歩と医療機器産業の発展に貢献する」を引続き基本とし、さらに、社会の変化
や要請に積極的に応え、新しい時代を様々なステークホルダーと一緒になって切り拓いていくことが
重要です。

■成長産業としての基盤整備
 医療関連分野は成長産業として位置付けられており、医療機器においては技術イノベーション
の継続、産業の裾野拡大、ICT やAI(人工知能)などの新しい技術応用などが重要なテーマです。
こうした中で、医療機器産業の発展に向けて、医工連携、人材育成、知財、標準規格、認証基準
など様々な基盤整備について取組んで参ります。また、日本の医療の世界への発信、グローバル
化がますます重要になってきますので、これまでの取組みを加速していきます。


■政策提言とステークホルダーとの連携促進
 政策提言力の強化は医機連の重要な役割の一つであり、健康・医療や介護の改革が進展する中
で行政に対し適切でタイムリーな対応を進めていきます。また、医療現場、アカデミア、地域、
関連産業など多くのステークホルダーとの連携を強化するとともに、国民やマスコミの方々への
周知活動に取組み、プレゼンスを向上させていきます。


■信頼される産業団体
 医療機器産業として、医療の安全安心への貢献は最優先です。また、薬機法はもとより、競争
法、個人情報保護法、臨床研究法などを遵守し、社会から信頼される産業であり続けることが重
要です。近年では、環境への配慮、サイバーセキュリティ対応なども新たなテーマです。
 医機連は、連合会としてのトータルパワーを集結し、また正会員21 団体のそれぞれの活動を
支援し、医療の進歩と医療機器産業の健全な発展に取組んでいきます。皆さまの絶大なるご支援、
ご協力をお願い致しまして、私の医機連会長就任のご挨拶とさせて頂きます。

 


2016年度を迎えるにあたって
年頭所感(平成28年1月4日)
平成27年度を迎えるにあたって
年頭所感(平成27年1月5日)
年頭所感(平成26年1月6日)
就任あいさつ