皆さんもよくテレビの医療ドラマで見ると思いますが、ベッドの横に置かれて患者さんの状態をじっと見守っている「ベッドサイドモニター」でも心電図を計測しています。これは、患者さんの様子を常にキャッチし、ナース室にその状態を知らせ、さらに危険な状態になったときに音を出して知らせる役割をになう機器です。心電図はもちろん、心拍数や血圧、呼吸数、体温などさまざまな状態をキャッチします。また、テレメータという胸につけられる小型の送信機は無線でデータをセントラルモニターに飛ばして、セントラルモニターがそれを解析、表示、通報するシステムもあります。
――それも「デジタル化」したからできることですね。
そうです。ベッドサイドモニターの無線化は、携帯電話やパソコンの無線通信よりずっと前から開発が進められてきたのですよ。ベッドサイドモニターは治療を行う医療機器ではありませんが、患者さんの状態を正確に把握し、24時間見守る大切な存在で、内科、外科などのジャンルを問わずさまざまな場所に設置される基本的な医療機器です。「モニター」と呼ぶのは「モニタリング=絶えず見守る」という意味が込められているからです。心電計やベッドサイドモニターは「心臓の状態を正しく測る。正しく知らせる」ために、除細動器やAEDは、「心臓の動きを正しくする」ために大切な医療機器なのです。
――ありがとうございました。  |