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第5回 PAGE1
確かな視界を生み出す--コンタクトレンズ
2006年10月10日掲載 

ボクはもっぱら眼鏡を使っていますが、コンタクトレンズ(以下CLと省略する場合あり)を使用している人は日本全国でなんと1,500万人もいるとか。実に10人に1人! もしかしたら、一番利用者の多い医療機器かもしれませんね。レンズはとても小さなものですが、角膜(黒目)にのせて、視力の補正をすることから「高度管理医療機器」に指定されているそうです。

コンタクトレンズが、どのように視力を補正しているのか、どのようなコンタクトレンズがあるのかなどについて(社)日本コンタクトレンズ協会の方に尋ねてみました。

いき・れん君の画像

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近視・遠視・乱視等を矯正して確かな視界に

――「コンタクト」とは「接触」という意味ですね。

目の構造(右眼水平断面)

そうです。「コンタクトレンズ」は、角膜に「接触」させて装用し、屈折異常を補正する高度管理医療機器です。目に入った光が網膜上に像を結ぶことで私たちは「モノを見る」ことができるのですが、網膜上に焦点が合わなくなる状態を「屈折異常」と呼びます。光が網膜の手前で焦点を結ぶものを「近視」、網膜の後ろで焦点を結ぶものを「遠視」、縦方向と横方向(斜めで直角に交差した方向もある)で焦点の位置が違うものを「乱視」と言います。コンタクトレンズを装用することで、網膜上にキチンと像を結ぶようにするわけです。

近視・遠視・乱視 コンタクトレンズを装着すると…

――レンズが補正してくれるのですね。

はい、コンタクトレンズが眼鏡と異なるのは「目に直接装用して、まるで自分の目の一部のように使えること」です。視野が広いこと、湯気でレンズが曇らないこと、自然な見え方をすることなどからコンタクトレンズが選ばれていますね。強度の近視・乱視の方や左右の視力が大きく違う方は、コンタクトレンズの方が視力補正に効果的です。また「普段は眼鏡、スポーツのときなどはコンタクトレンズ」とTPOに応じて使い分けている方も多いですよ。


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さまざまに分類されるコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズコンタクトレンズは、材質による分類、交換期間による分類、装用時間による分類ができます。材質による分類では、材質が硬質な「ハードコンタクトレンズ(以下HCLと省略する場合あり)」と、水分を含むと柔らかくなる「ソフトコンタクトレンズ(以下SCLと省略する場合あり)」に分類されます。「ハードコンタクトレンズ」は酸素を通す「酸素透過性ハードコンタクトレンズ」と酸素を通さない「ハードコンタクトレンズ」がありますが、今はHCLと言えば酸素透過性HCLを言います。

酸素透過性HCLは黒目よりも一回り小さいサイズで、装用しはじめは違和感がありますので少しずつ慣らします。酸素をよく通し、乱視の矯正効果がある点、耐久性があり長い期間使用することができる点などが長所ですが、はずれたり、ズレたりする場合があるなどの短所もあります。一方、「ソフトコンタクトレンズ」は黒目よりも大きなサイズで、その名の通り柔らかく装用しても違和感が少ないレンズです。はずれにくくスポーツ時に適していますが、水分を含む特性上、レンズ表面が乾燥したりする点が短所です。

交換期間による分類では、レンズのケアをしながら長く使うものを「コンベンショナルコンタクトレンズ」、1日装用したらはずして捨てるレンズを「使い捨てコンタクトレンズ(ディスポーザブルCL)」、1週間ごと、2週間ごとに新しいレンズに交換するレンズを「 頻回 ひんかい 交換コンタクトレンズ(フリークウェント・リプレースメントCL)」、1か月以上3か月までの間隔で、定期的に新しいレンズに交換するレンズを「定期交換コンタクトレンズ(プランド・リプレースメントCL)」と言います。

「ディスポーザブルCLや頻回交換CL、定期交換CL」はレンズの汚れや変形が少なく、目に障害を起こしにくいなどの長所がありますが、決められた期間(日数)以上に装用してしまったり、ケアをしないで装用すると障害を起こす可能性がありますので、正しい取り扱い方を守ることが重要です。

さらに装用期間による分類では、1日起きている間に装用し、寝るときにははずす「終日装用CL」と、装用したまま寝ることができ、眼科医の指示のもとに最長1週間連続装用できる「連続装用CL」があります。

コンタクトレンズの分類

――いろいろな角度から分類されるのですね。

はい、ですから、皆さんの目の状態や生活スタイルに適したレンズを選ぶことができるのですよ。コンタクトレンズを使用するには、眼科で検眼してもらい、自分の目に合ったCLを処方してもらいます。そしてこの処方せんに基づいて、CLの販売店でレンズを購入します。CLを装用するようになってからも、目の調子が悪い場合は早めに眼科で検査を受けるようにします。また、眼科医の指示による定期検査を受けて、安全に装用してください。


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