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第12回 PAGE1
早期発見で「失明」を防ぐ眼科検査機器――眼圧計・眼底カメラ・3D-OCT
2009年6月25日掲載 

目は、直径2.5cmほどの小さなカメラ。人は情報の約8割を目から得ているといわれていますから、「目の健康」はとても重要です。しかし、自覚症状が出て初めて眼科にかかったのでは、すでに疾病が進行しており「失明」に至るケースも多いとか。高齢化により眼科の疾病にかかる方も増えてきている今、「失明」を引き起こさないために早期発見・早期治療が大切なのだそうです。眼科の医療の発展には医療機器の進化が貢献していると聞き、日本眼科医療機器協会の方にお話を伺いました。

いき・れん君の画像

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小さな精密機械のような「目」

――目って「小さなカメラ」なんだそうですね。

目の構造そうですよ。わずか直径2.5cmほどの球体に、光を取り入れるレンズ(角膜と水晶体)や絞り(虹彩)、フィルム(網膜)などが入っていて、視神経を介して脳の視覚野に送られて「現像」されるのです。そのどの部分に異常をきたしても「見ること」に障害が出てしまいます。目はいわば大変精密な光学機器のようなものです。

――健康なときは「視力」ぐらいしか気にならないのですが、目の疾病ってどのようなものがあるのですか?

視力を測ると「近視」や「遠視」などがわかりますね。これも「屈折異常」という疾病のひとつです。その他に部位としては、「ものもらい」などのまぶたや涙腺の疾病、結膜炎などの結膜の疾病をはじめ、角膜、水晶体、ぶどう膜、網膜・硝子体、視神経などの疾病があります。眼科の医療機器は、これらの疾病を発見し、状態を調べ、治療を行うための機器です。

 

目の疾病


眼科の医療の発展に大きく寄与してきた医療機器

目はカメラのようにレンズを持っていることと、とても小さく精緻な組織であることから、医療機器の発展が眼科の医学に大きく寄与してきました。眼科の手術では眼科顕微鏡が必要ですし、手術に使う針やメスも眼科用の精緻なものが開発されています。もちろん、検査用機器の進歩も眼科医療に貢献してきました。たとえば、以前は、壁に貼られた表を見て視力を測っていましたが、視力診断装置が誕生してからは機器の内部で検査に必要な距離を作り出し、狭い場所でも機器を覗き込んで視力診断ができるようになっています。

――そういえば、黒いスプーンのような器具で片目を隠して行う視力検査を受けたことがあります。

その他にも、それぞれの疾病の発見や診断のための機器があり、さらに治療や手術のための機器など、次の表のように眼科医療機器は多岐にわたるのですよ。

 
眼科の主な医療機器
 

――さまざまな医療機器があるのですね!

眼科の疾病において大事なのは「早期発見・早期治療」です。それは、自覚症状が出たときはかなり疾病が進行していて、最悪の場合は「失明」することもあるからです。失明は「QOL(生活の質)」をかなり下げてしまいますから、絶対に避けたいですよね。失明に至る疾病は白内障や緑内障などの目そのものが原因となる場合もありますし、糖尿病による網膜はく離など、内科の疾患が原因となる場合もあります。目の状態をよく調べて兆候を早く発見することが大事です。そのための検査・測定機器として今回は、眼圧計と眼底カメラ、3D-OCTについてご紹介しましょう。


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