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第15回
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家庭や医療機関で活躍する身近な医療機器――救急絆創膏・医療ガーゼ・脱脂綿
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水分を吸い込むことができる綿――脱脂綿

医療脱脂綿(以下「脱脂綿」という。)もガーゼと同様「綿」を使った医療機器で、医薬品を塗ったり、患者さんの身体から少量の体液を吸収したりなど、医療目的に使用されるものです。ガーゼとは異なる繊維の短い綿をほぐし、脂肪分を取り除いて作っています。ガーゼのように糸にしたり、織ったりはしていない不織布です。

 
医療脱脂綿ができるまで
 

――「脱脂綿」の「脱脂」とは「脂肪分を取り除いている」ということなのですね。

はい。たとえば布団や座布団に使う綿は薄い黄色ですよね。この綿は脂肪分を取り除いていないので、水に浮きます。一方脱脂綿は、水に入れると水を吸収して沈んでいきます。脱脂綿も「医療機器」に分類され、平成17年4月1日からは「日本薬局方」には記載されなくなりました。しかし、現在でも繊維の長さや純度など、規格は厳密です。

「吸水力が優れていること」が脱脂綿の特長で、規格でも「脱脂綿5gに対して、水100g以上の吸水力」が求められています。その他、酸・アルカリ類を含まず中性であることや、綿花の種子や葉などの混在物が基準以下であることなど、細かく基準が決められています。


用途に応じてさまざまなサイズ・形状に

脱脂綿もまた、ガーゼと同じように、さまざまなサイズや形状のものを滅菌してパッキングし、医療機関ですぐに使えるようにしています。小さく丸めてカップに入れたものは、医療機関では、カップのふたをあけて薬剤を入れるだけですぐに使えるようになりますし、耳鼻科ではステンレスの棒の先に脱脂綿を巻いたものが使われていますね。皆さんにとって一番身近なのは、注射をする前に使う消毒綿(アルコール綿)かもしれません。

 
ふたを開けて薬剤を入れるとすぐに使えるようにした脱脂綿
 

――脱脂綿はいつごろから使われるようになったのですか?

だいたいガーゼと同じ頃だと思われます。明治の中頃〜後半にかけてですね。1885(明治18)年に横浜で開かれた博覧会に出品された米国式脱脂綿を参考にして、陸軍軍医官が民間と協力して製造したのが最初だといわれています。素材としては当時から大きな変化はなく、医療機器の中では長い歴史を持つものですね。

――興味深いお話でした。ありがとうございました。

家庭や医療機関での保健衛生向上に貢献

社団法人日本衛生材料工業連合会は、衛生用品、医療用具、介護用品など、市民生活の保健衛生の向上に寄与する各種製品を生産・販売する企業が連携して活動を行っています。ガーゼ、包帯、脱脂綿、救急絆創膏などの救急用品、生理処理用ナプキン、清浄綿、マスクなどの衛生用品、紙おむつ、ウエットティシュ、ペーパーシーツなどの看護用品や介護施設介護用品など多岐にわたる商品を取り扱っています。より快適で、より安全な製品作りを使命として、業界共通の課題解決に向け活動しています。

 
 
  社団法人日本衛生材料工業連合会 全国衛生材料工業会、全国紙製衛生材料工業会、日本清浄紙綿類工業会 全国救急絆創膏工業会、全国マスク工業会の連合組織

主要取扱製品:

 

医療機器/医療脱脂綿、医療ガーゼ、救急絆創膏、生理処理用タンポン
  医薬部外品/清浄綿、生理処理用ナプキン、救急絆創膏

所在地 :

〒105-0013
東京都港区浜松町1-2-3
泉浜松町ビル 1F
Tel. 03-6403-5351
URL http://www.jhpia.or.jp
 
 

※この内容は、2010年2月現在のものです。

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