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第16回
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白内障になっても再び見えるように――眼内レンズ
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多焦点レンズで遠くも近くも見えるように

先ほどまでご説明した眼内レンズは「単焦点レンズ」というどこか一箇所に焦点が合っているものです。一般的には遠方に焦点が合うように眼内レンズの度数を選びますので、近くを見るときは眼鏡を使わないと焦点が合いません。一方、「多焦点レンズ」は、遠くも近くも見ることができます。多焦点眼内レンズの種類として、1つのレンズの中に、遠くに焦点の合う部分、近くに焦点の合う部分を同心円状に作る「屈折型」と、表面に小さなプリズムをびっしりと配置して、1つの光を遠くと近くに焦点が合うように分けて遠近を見えるようにする「回折型」があります。

多焦点眼内レンズは、すべての距離にピントが合うわけではありませんが、遠近に焦点が合うので、日常生活を送る上で、ほとんど眼鏡は必要なしで快適に過ごすことができます。多焦点レンズはまだ保険適用されていないため手術代が高めですが、先進医療に認定され、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、保険診療との併用が認められています。

 
単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ
 

私たちメーカーは、長期に渡り安定性の高い眼内レンズの素材、より簡便で安全な眼内レンズ挿入システム、眼鏡依存度を軽減する多焦点眼内レンズ、乱視を軽減するトーリックレンズ、まだ未承認ですがレンズが前後に動いて遠方にも近方にも焦点を合わせる調節型レンズなど、さまざまな開発に取り組んでいます。それは、眼内レンズをより人間の組織や機構に近づけて、多くの方に「明るい視界」を取り戻していただくための開発です。


定期的な検査で目の状態を常にチェック

――白内障は徐々に進行すると聞きましたが、どういう段階になったら手術を受ければいいのでしょうか?

徐々に進行する水晶体の白濁に、「徐々に」慣れてしまって白内障であることに気がつかない方もいらっしゃいます。手術をされた方のほとんどは「世界はこんなに明るかったんだ!」と喜ばれ、積極的に生活を楽しむことができるようになったとおっしゃるそうです。前向きに人生を送るためにも、60代になったら年に一度は眼科で検査を受けられて目の状態を把握することをお勧めします。白内障は、どの眼科にもあるスリットランプという機器で簡単に発見できますし、同時に眼底も見ていただいて、緑内障などのチェックもされるといいと思いますよ。白濁が進行してものが見えにくくなり日常生活に支障が起こるようになった場合は、白内障手術を受けることをお勧めします。先ほども申し上げましたように、眼内レンズは半永久的に使うものですので、手術の時期は眼科医とよく相談してください。

――ありがとうございました。

眼内レンズの開発・普及を追求

日本眼内レンズ協会は、国内のメーカー、販売会社が参加し、眼内レンズの規格の推進や安全性問題、医療行政の課題などに取り組んでいます。高品質、最先端の眼内レンズを提供することにより、社会の福祉に貢献したいと考えています。

 
 
  日本眼内レンズ協会
主要取扱製品: 眼内レンズ

所在地 :

〒113-0033
東京都文京区本郷3-22-5住友不動産ビル 2F
(株)ニデック 東京事務所内
Tel.03-5844-3581
 
 

※この内容は、2010年6月現在のものです。

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