会長挨拶Message

新年のご挨拶

一般社団法人
日本医療機器産業連合会

会長山本 章雄

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

昨年2025年は、世界と日本の政治・経済環境が大きく変化した一年でした。米国では新政権発足後、トランプ関税の影響が注目され、国際的な貿易環境に不確実性が広がりました。日本では高市新政権が誕生し、社会保障を含めた政策の方向性が変化する中、中国との関係悪化も懸念材料となりました。こうした外部環境の変化は、医療機器産業においても為替や物流、サプライチェーンの安定性に影響を及ぼし、業界全体で柔軟な対応が求められた一年だったのではないでしょうか。

2026年は、診療報酬改定という重要な節目を迎えます。医療提供体制の持続可能性を確保しつつ、質の高い医療を実現するための議論が進む中、医療機器産業としても、イノベーションの推進と安定供給の両立がますます重要になります。また、2026年は、2027年度からスタートする第3期医療機器計画の策定に向けた準備が本格化する年でもあります。次期基本計画の方向性を見据え、産業界としても課題を整理し、将来に向けた基盤を固める極めて重要な一年となります。

医機連としても、2024年6月にアップデートし昨年から推進している「医機連産業ビジョン」を実行に移し、イノベーション環境の整備、人材育成、グローバル展開、地球環境との調和といった課題に取り組んでまいります。さらに、デジタルヘルスやAI技術の活用、スタートアップ支援の強化、そして国民のヘルスリテラシー向上への貢献を通じて、より質の高い医療の実現を目指します。これらの取組は、産業界のみならず、行政、アカデミアとの連携が不可欠です。会員団体のみなさまにおかれましても、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。

医療機器に携わるすべての関係者とともに、課題を共有し、未来を切り拓く覚悟を新たにしています。対話と協働を通じて、日本発の優れた医療機器・技術を世界に届け、国民の健康と福祉の向上に貢献してまいりたいと思います。

むすびになりますが、会員団体および医療機器関連企業のますますのご発展と、みなさまのご健勝・ご多幸を心より祈念して、私の新年のごあいさつといたします。本年もよろしくお願いいたします。